ガスコンロ・五徳の焦げ付きの落とし方|重曹つけ置き→クレンザーの順番と、アルミに使えない洗剤【クリンネスト1級】
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先に結論
- 五徳の焦げは「油汚れ」と「炭化した焦げ」の二層。油はアルカリ性(重曹・セスキ)のつけ置きで、炭化層は削らないと落ちません。
- まず重曹の煮沸またはつけ置きで油を浮かせる。残った黒い層だけをクレンザーで削ります。
- 🔴 アルミ製の部品にアルカリ性(重曹・セスキ)は使えません。黒く変色します。
- 🔴 ガラストップ天板を研磨しない。細かい傷が入って曇ります。
- 🔴 塩素系漂白剤と酸性洗剤を同じ場所で使わない。有毒ガスが出ます。
五徳の焦げは二層になっている
コンロまわりの掃除でつまずく理由はほぼ1つです。性質の違う汚れが重なっているのに、1種類の洗剤で全部落とそうとしていること。
| 層 | 正体 | 落とし方 |
|---|---|---|
| 上層(ベタつく茶色) | 吹きこぼれと油の酸化物 | アルカリ性でゆるめる(重曹・セスキ) |
| 下層(黒くて硬い) | 炭化した焦げ | 物理的に削る(クレンザー・スポンジ) |
上層を先に落とさずいきなり削ると、油が伸びて広がるだけで手間が倍になります。順番はアルカリ→研磨で固定です。
手順1:重曹で油の層を浮かせる

五徳が鍋に入るなら煮沸が一番早く、入らないならつけ置きにします。
- 五徳を外し、大きめの鍋か、シンクにためたお湯(40〜50℃)を用意します。
- 水1Lに対して重曹大さじ3〜4を溶かします。
- 煮沸する場合は10〜15分。つけ置きなら1〜2時間置きます。
- お湯が冷めてから取り出し、スポンジか歯ブラシでこすります。
- ここで落ちた分はもう削る必要がありません。残った黒い部分だけ次の工程に進みます。
油汚れが重いときは、重曹よりアルカリ度の高いセスキ炭酸ソーダのほうが手早く進みます。水に溶けやすく、スプレーにして拭き掃除にも回せます。
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手順2:残った黒い層をクレンザーで削る
重曹で落ちなかった黒い層は、化学ではなく物理で落とします。ここで使うのが研磨剤入りのクレンザーです。
- ハイホーム:粒子がやや硬めで、鋳物やホーローの頑固な焦げに強い。練り状で飛び散りません。
- カネヨン:粒子が細かく液状。ステンレス五徳や、傷を避けたい面に向きます。
どちらもラップを丸めたものか、柔らかいスポンジで少量ずつ。金属たわしは五徳の塗装を剥がすので使いません。剥がれた面はそこから錆びます。
2つの違いはジフとカネヨンの比較記事で詳しく扱っています。
研磨に時間をかけたくないなら、焦げ落とし専用スポンジを1つ持っておくと工程が短くなります。
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🔴 素材別:やってはいけない組み合わせ
| 素材・部位 | NG | 理由 |
|---|---|---|
| アルミ製の部品(受け皿・カバーなど) | 重曹・セスキなどアルカリ性 | 化学反応で黒く変色し、元に戻りません |
| ガラストップ天板 | クレンザー・研磨スポンジ | 細かい傷が入って曇ります。中性洗剤で拭く |
| ホーロー五徳 | 金属たわし | ホーロー層が欠け、そこから錆びます |
| コンロのバーナーキャップ | つけ置き・水没 | 穴が詰まると火が不完全になります。乾いた歯ブラシで払う |
とくにアルミは見落としがちです。五徳本体は鋳物やホーローでも、受け皿や周辺部品がアルミということがあります。迷ったら目立たない場所で試してから全体に使ってください。アルミとアルカリ性の相性については換気扇・レンジフードの記事でも同じ注意点を扱っています。
🔴 塩素系と酸性を同じ場所で使わない
焦げが落ちないからと塩素系漂白剤を持ち出す人がいますが、焦げは漂白では落ちません。炭化した炭素の塊なので、色を抜く薬剤とは相性が違います。
そのうえ危険があります。塩素系漂白剤と、クエン酸や酸性のトイレ用洗剤などが同じ場所で混ざると有毒な塩素ガスが発生します。時間差でもシンクの中で混ざれば同じことです。詳しくは「混ぜるな危険」で体調が悪くなったときの対処にまとめています。
天板とバーナーまわりの掃除

五徳を外している間が天板を拭くチャンスです。素材で手順が変わります。
- ガラストップ:中性洗剤を含ませた布で拭き、水拭き→乾拭き。研磨は禁止です。
- ホーロー天板:セスキスプレーを吹いて数分置き、拭き取る。焦げだけクレンザーを少量。
- ステンレス天板:セスキ→クレンザー。仕上げに乾拭きすると水跡が残りません。
- バーナーキャップ:水に浸けず、乾いた歯ブラシで穴のカスを払うだけ。
薬剤を使うので、手荒れを避けたいならゴム手袋は用意しておいてください。アルカリ性は皮脂を落とすので、素手で長く触ると確実に荒れます。
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焦げをためない習慣
五徳の焦げは、吹きこぼれをその日のうちに拭くかどうかでほぼ決まります。加熱されて炭化する前なら、濡れ布巾ひと拭きで終わります。
- 調理後、コンロがぬるいうちに濡れ布巾で拭く(熱いうちは火傷するので冷ましてから)
- 吹きこぼれたら、その回のうちに拭く
- 月1回、五徳だけ重曹つけ置きに回す
キッチン全体の掃除頻度は掃除の年間スケジュールにまとめています。年末の大掃除に回すほど落ちにくくなる場所なので、秋のうちに一度リセットしておくと12月が軽くなります。
よくある質問
Q1. 重曹とセスキはどちらがいいですか?
油汚れにはセスキのほうがアルカリ度が高く手早いです。ただし研磨作用がないので、こすって落とす用途には重曹のほうが向きます。つけ置きはセスキ、こすり洗いは重曹という使い分けが現実的です。
Q2. 食洗機で五徳を洗えますか?
メーカーが可としているものを除き、避けたほうが無難です。ホーローや塗装の五徳は洗剤と高温で艶が落ちることがあります。取扱説明書の記載を確認してください。
Q3. オキシクリーンのようなつけ置き剤は使えますか?
酸素系漂白剤もアルカリ性なので油汚れには働きます。ただしアルミには同じく使えません。素材を確認してから使ってください。
Q4. どうしても落ちない焦げはどうすればいいですか?
炭化が厚い場合、家庭用の洗剤では現実的に落ちません。五徳は消耗品として交換できる部品なので、型番で買い替えたほうが早く安く済むことがあります。
Q5. IHクッキングヒーターも同じ方法でいいですか?
IHのトッププレートはガラス製です。クレンザーで削らず、専用のIHクリーナーか中性洗剤を使ってください。焦げは専用のスクレーパーで浮かせます。
まとめ
五徳の焦げは「アルカリでゆるめてから、残りだけ削る」。この順番を守るだけで、かかる時間が半分になります。
気をつけるのは素材だけです。アルミにアルカリを使わない、ガラストップを研磨しない、塩素系と酸性を近づけない。この3つを外さなければ、あとは手を動かした分だけきれいになります。
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